制作者 Data
玉川 Oさん(玉川教室)
お稽古暦 2012年~
本作品制作開始年 2013年~
制作者のコメント
人物(特に顔を)をモザイクで制作してみたい!」と楢崎先生のお教室に入りましたが、最初はどんなにがんばっても「福笑い」状態の顔しか制作することが出来ませんでした。
その時はどこが間違っているのかさえ解らずに、何度もやり直しをし、まったくの手探り状態でしたが、最近はやっと石と会話しながら制作することが少し出来るようになってきました。
石は不思議に、収まるべき所にいると満足そうにしているのですが、少しでも変な所にいると「僕の場所はここではない!」と楢崎先生へ苦情を言うようです。
その為、私が自分で少し違うかな・・・と思いながらも、「まぁいいか」とならべたままにしている石は、お稽古の度に楢崎先生に訴えかけるようで、私の怠慢が悉く見つかってしまいます。
今年の夏はナポリまでオリジナルに会いに行ってきました。オリジナルは図録と色彩がかなり異なっていて、少なからずショックを受けましたが、良い刺激になりました。
作品のオリジナルについて
■作品の発掘データ
・出土場所/年代
ポンペイのファウヌス家の談話室の床を飾っていたモザイク画。(オリジナルが発掘されたポンペイには、現在ラヴェンナの職人9人が2年をかけて制作したレプリカがある)
1831年8月24日発見(くしくもヴェスヴィオ火山が79年に噴火した日と同じ日に発見)された。
アレクサンドロス大王在位紀元前336年~前323)とアケメネス朝ペルシャ王のダレイオス3世在位前336年~前330年)による大戦(一般的には前333年のイッソスの戦いを描いたとされるが、記述に残る戦いの様子とモザイク画が一致しない)を描いたとされる。
縦3130×横5820の
(約150万個の石が使用されている)古代世界最大の一枚絵のモザイク画で、ヘレニズム期の特徴をとらえた貴重な作品である。
制作年代は前100年頃である。(原作の絵画は前300年頃に描かれたとされる)
作品所蔵
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